『半分、減らす。』を読んで。頑張りすぎている自分に気づいた話|50代からの読書

カラダと心

「もっと頑張らないと」
気づけば、そんなことを考えていることが多い。
仕事も、家事も、人付き合いも、ちゃんとしようとする。
やることが増えたら、時間を増やす。
疲れていても「もうちょっと頑張ろう」と思ってしまう。
……いや、もう十分頑張ってない?と思う自分もいるんですけどね(笑)。
そんなときに読んだのが、川野泰周さんの『半分、減らす。』でした。
この本、タイトルからしてかなり気になる。
「半分、減らす」って、いったい何を?
そう思いながら読み始めたのですが、読み終わった頃には、
「増やすことばかり考えていたけど、減らすって大事かもしれない」と、ちょっと考え方が変わっていました。

『半分、減らす。』を読もうと思った理由

最近、なんとなく毎日が忙しい。
ものすごく忙しいわけではないのに、なぜか時間がない。
スマホを見て、仕事をして、家のことをして、またスマホを見て。
「あれ?今日って何してたっけ?」
そんな日もあります。
やることを効率化したり、時間管理を工夫したりする方法はいろいろあるけれど、そもそも、
「やること自体を減らしたらいいんじゃない?」
と思ったんですよね。
そこで目に入ったのが『半分、減らす。』。
タイトルがもう、自分に向けられているような気がしました(笑)。

「減らす」って、意外と難しい

読んでいて思ったのが、
減らすって、簡単そうで実は難しい。
ということ。
何かを始めるのは、けっこう簡単です。
新しい習慣を始める。
新しい仕事に挑戦する。
便利なものを買う。
SNSを始める。
でも、「これはもうやめよう」と決めるのは、意外と勇気がいります。
「せっかくここまでやったし」
「いつか使うかもしれないし」
「みんなやっているし」
「やらないと損するかも」
そんな気持ちが出てくる。
自分の生活を振り返ってみても、なくても困らないものを、けっこう抱えていたんだなと思いました。

一番印象に残ったのは「余白」の大切さ

この本を読んで特に感じたのが、余白って大事だなということ。
予定も、仕事も、持ち物も、頭の中も。
全部をギリギリまで詰め込んでしまうと、ちょっとしたことで余裕がなくなる。
逆に、少し余白があると、同じ一日でも感じ方が違う。
たとえば予定を一つ減らすだけで、帰宅してからゆっくりお茶を飲めたりする。
スマホを見る時間を少し減らしたら、本を読む時間ができたりする。
「何もしない時間」って、以前はちょっともったいない気がしていました。
でも、何もしない時間があるからこそ、頭も気持ちも休められる。
これは、かなり大きな気づきでした。

正直、耳が痛いところもあった

ここはちょっと本音。
読んでいて、
「いや、それができたら苦労しないんですよ……」
と思ったところもあります(笑)。
分かってはいるんです。
余計なことを減らしたほうがいい。
無理をしすぎないほうがいい。
本当に大切なものに目を向けたほうがいい。
でも、現実には仕事もあるし、人付き合いもある。
「全部半分に!」なんて、なかなかできません。
だから最初は、「半分に減らす」という言葉を少し極端に感じました。
でも、よく考えてみると、全部を本当に半分にする必要はないんですよね。
大事なのは、
「これは本当に必要?」と一度立ち止まって考えること。
それだけでも十分なのかもしれません。

半分に減らせない自分もいていい

個人的には、ここが一番大事だと思いました。
「減らさなきゃ」と思いすぎると、それはそれで疲れるんですよね(笑)。
断捨離しなきゃ。
スマホを減らさなきゃ。
予定を減らさなきゃ。
もっとシンプルに生きなきゃ。
……って、気づいたら「減らすこと」まで頑張っている。
それでは本末転倒です。
だから、「半分に減らす」は目標というより、
「ちょっと減らしてみる?」くらいでいいのかな
と思いました。
10あるものを5にできなくても、9にする。
それだけでも、昨日より少し余裕が生まれるかもしれません。

読んだあと、少しだけ生活を変えてみた

本を読んだからといって、いきなり生活をガラッと変えたわけではありません。
まずは小さなところから。
「なんとなくやっていること」を一つ減らしてみる。
「本当はやりたくないけど、なんとなく続けていること」を一度考えてみる。
そして、空いた時間を「何か有意義なこと」に使おうとしない。
ここ、個人的には結構重要でした。
空いた時間にまた予定を入れたら、意味がないですからね(笑)。
ぼーっとする。
お茶を飲む。
少し散歩する。
本を読む。
そんな時間も、「ちゃんとした時間」として扱っていいんだなと思えるようになりました。

まとめ|頑張る前に、減らしてみる

『半分、減らす。』を読んで感じたのは、
「もっと頑張る」以外にも、人生を楽にする方法があるんだな
ということでした。
何かうまくいかないとき、つい「自分の努力が足りない」と考えてしまう。
でも、本当に必要なのは努力を増やすことではなく、やることを減らすことなのかもしれない。
全部を完璧にしなくてもいい。
全部を持っていなくてもいい。
全部に応えなくてもいい。
そう考えるだけで、少し気持ちが軽くなりました。
もちろん、明日からすべてを半分に減らせるわけではありません。
たぶん無理です(笑)。
でも、
「これ、なくてもいいかも」
と思えるものを一つずつ減らしていく。
それくらいのペースでいいのかもしれません。
最近ちょっと疲れているな。
やることが多すぎるな。
何となく毎日が忙しいな。
そんな人には、もしかしたらこの本がちょうどいいかもしれません。
頑張ることに疲れたときこそ、
「何を増やそう?」ではなく「何を減らそう?」
と考えてみる。
それだけでも、毎日の景色が少し変わる気がします。

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