『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』を読んで。気にしすぎる私にちょうどよかった|50代からの読書

人間関係って、疲れる。
別にケンカをしているわけでもないのに、
「あの言い方、ちょっとまずかったかな」
「相手はどう思ったんだろう」
「返信、遅いけど何か気に障ること言ったかな」
……なんて、いちいち気にしてしまう。
仕事でも同じ。
誰かの機嫌が悪そうだと気になるし、頼まれたことは断りにくい。
「まあ、いいか」と思える人がちょっとうらやましい。
そんな私が気になったのが、枡野俊明さんの『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』です。
タイトルを見たとき、
「放っておくって……そんな簡単にできる?」
と思いました(笑)。
でも、読み進めてみると、この「放っておく」というのは、冷たく突き放すことではないんですね。
むしろ、自分が抱え込まなくてもいいことまで抱え込まないための考え方なんだな、と感じました。

目次

  1. 『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』はどんな本?
  2. 「気にしない」って、思っている以上に難しい
  3. 人間関係は、全部わかり合わなくてもいい
  4. 仕事でも「自分が全部やらなきゃ」を手放す
  5. 正直、最初は「そんなに割り切れないよ」と思った
  6. 放っておくことは、あきらめることじゃない
  7. 『放っておく力』を読んで、少しラクになったこと
  8. まとめ|全部を気にしなくても、たぶん大丈夫

『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』はどんな本?

『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』は、仕事や人間関係で余計なことを抱え込みすぎないための考え方が書かれた本です。
「もっと頑張らなきゃ」ではなく、
「そこまで頑張らなくてもいいんじゃない?」
という方向から、日々の悩みを見直してくれます。
人間関係のこと。
仕事のこと。
周りからどう見られているか。
過去のこと。
まだ起きてもいない未来のこと。
私たちは、思っている以上にいろいろなことを気にしながら生活しています。
でも、その全部を自分でコントロールすることはできません。
だったら、自分がどうにもできないことは、少し放っておいてもいい。
この考え方が、本を読み進めるうちにじわじわ効いてきました。

「気にしない」って、思っている以上に難しい

「気にしなければいい」
よく言われる言葉です。
……いや、それができたら苦労しない(笑)。
誰かに何か言われたら気になる。
LINEの返信がなければ気になる。
仕事でミスをしたら、家に帰ってからも思い出す。
寝る前に「あのとき、ああ言えばよかったかな」なんて考えてしまう。
自分では「もう気にしない」と思っているのに、頭の中では何度も再生される。
ありますよね、こういうこと。
この本を読んで感じたのは、「気にしない人になる」のではなく、「気にしても、そこにずっと居続けない」ことが大切なんじゃないかということでした。
気になることがあっても、
「まあ、そういうこともある」
と、少しずつ手放していく。
それなら、自分にもできそうな気がします。

人間関係は、全部わかり合わなくてもいい

人間関係で疲れる理由の一つって、
「相手に分かってもらおう」としすぎること
なのかもしれません。
もちろん、分かり合えたら嬉しい。
自分の気持ちを理解してほしいし、できれば相手の気持ちも理解したい。
でも、どれだけ話しても、どうしても分かり合えないこともあります。
考え方も違う。
価値観も違う。
育ってきた環境も違う。
それなのに、「どうして分かってくれないんだろう」と悩み続ける。
これって、かなり疲れます。
本を読んで、
「別に、全員と分かり合わなくてもいいんだよな」
と思えるようになりました。
嫌われないように頑張りすぎなくてもいい。
全員に好かれる必要もない。
ちょっと距離を置いたほうがいい人がいるなら、距離を置いてもいい。
これ、当たり前のようで、なかなかできないんですよね。

仕事でも「自分が全部やらなきゃ」を手放す

仕事でも、「自分が何とかしなきゃ」と思ってしまうことがあります。
頼まれたら断れない。
困っている人がいたら助けなきゃと思う。
周りが忙しそうだと、自分も無理してしまう。
そして気がついたら、
「なんで私ばっかりこんなに忙しいんだろう……」
となる(笑)。
もちろん、責任を持って仕事をすることは大切です。
でも、何でもかんでも自分の責任にしてしまう必要はない。
人には人の仕事がある。
相手がどう考えるかは、相手の問題。
自分にできることをやったら、あとは手放す。
そう考えるだけでも、少し気持ちが軽くなります。

正直、最初は「そんなに割り切れないよ」と思った

ここはちょっと本音です。
本を読みながら、
「いやいや、そんな簡単に放っておけないでしょ」
と思うところもありました(笑)。
仕事だったら、放っておいたら困ることもある。
人間関係だって、ちゃんと向き合わないといけない場面はある。
だから、「何でも放っておけばいい」という話ではないと思います。
むしろ大事なのは、
「自分が向き合うべきこと」と「自分が抱えなくていいこと」を分けること。
ここなんじゃないかなと思いました。
やるべきことはやる。
伝えるべきことは伝える。
謝るべきときは謝る。
でも、それが終わったら、いつまでも引きずらない。
これくらいの「放っておく」なら、私にもできそうです。

放っておくことは、あきらめることじゃない

「放っておく」と聞くと、
「無関心になること?」
「逃げること?」
「あきらめること?」
と思ってしまいます。
でも、そうではないんですよね。
自分にできることをやったうえで、
「ここから先は、自分の力ではどうにもできない」
と手放す。
それは、あきらめるというより、自分を守るための選択なんだと思います。
相手の気持ちを変えることはできない。
過去を変えることもできない。
他人からどう思われるかを完全にコントロールすることもできない。
だったら、そこに必要以上のエネルギーを使わなくてもいい。
その分、自分が大切にしたいことに時間を使えばいい。
そう考えると、「放っておく力」って、意外と前向きな力なのかもしれません。

『放っておく力』を読んで、少しラクになったこと

この本を読んでから、何か気になることがあったときに、
「これは私が考え続ける必要があることかな?」
と、一度考えるようになりました。
もちろん、すぐには手放せません。
気になるものは気になる(笑)。
でも、
「まあ、明日になればどうにかなるか」
と思えることが少し増えた気がします。
それだけでも、ずいぶん違います。
特に、人間関係では「相手の機嫌」まで自分の責任のように感じてしまうことがあります。
でも、相手が不機嫌なのは、相手の問題かもしれない。
自分が全部背負わなくてもいい。
そう思えるようになっただけでも、この本を読んだ意味はあったなと思います。

まとめ|全部を気にしなくても、たぶん大丈夫

『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』を読んで感じたのは、
「もっと頑張る」だけが、問題を解決する方法じゃない
ということでした。
頑張る。
気をつかう。
相手に合わせる。
ちゃんとする。
もちろん、それも大切。
でも、ときには、
「まあ、いいか」
と手放すことも必要なんですよね。
全部の人に好かれなくてもいい。
全部を理解してもらわなくてもいい。
全部の問題を自分が解決しなくてもいい。
そして、過去の失敗を何度も思い出して、自分を責め続けなくてもいい。
そう考えると、少し肩の力が抜けます。
もし最近、
「人間関係に疲れたな」
「仕事のことを家に帰ってからも考えてしまう」
「周りの目が気になって仕方ない」
という人がいたら、一度読んでみてもいいかもしれません。
全部を「放っておく」のは難しくても、
「これは私が抱えなくてもいいか」
と一つ手放してみる。
それだけでも、毎日がちょっとラクになる気がします。
私もまずは、昨日の小さな失敗をいつまでも引きずるのをやめるところから始めようと思います。
……とはいえ、たぶん明日にはまた気にしてると思いますけど(笑)。
それくらいの感じで、いいのかもしれません。

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